御鎮座二千六百年、岡田宮

環状の三鈴
( 岡田宮出土品、五世紀 )
環状の三鈴とは五世紀頃の青銅製の鈴で、日本全国で約60個出土しています。 ほとんどが有力豪族の古墳からの出土品で、当社の環状の三鈴も当社のご祭神の熊鰐が大和朝廷から下賜されたものと推察されます。
人は人の力に成らずして、全てこれ「天」より生じ、「地」の恵みを受け、「人」の恩により、太古より連綿と生命を受け継ぎ、「現世」という「今」に存在しています。天・地・人の綾なす恩恵を深く感じ取れる日本人は、天・地・人の限りない恩恵に対し、様々な儀・礼・祭のおまつりごと(祭祀)をもって、地域、一族、自己の感謝、祈願、敬愛の心を表し、天・地・人と一体調和を執り行って、絶えずその生命と繁栄を端々しいものとしてきました。
当社、岡田宮はその由緒より「天」・「地」・「人」の三ノ宮を有し、地域の皆様の血筋深き守護神としてそのおまつりを営み受け継いでおります。
八百万神(やおよろずのかみ)といわれるように、多くの神様が神社にお祀りされています。また、そうした神様を日本人は各家庭でも神棚にお祀りしてきました。私たちの信仰は、日々の生活の中で育まれ、地域の人々の祈りや信仰によって神社が創設され、お祭りが行われてきました。
「敬神生活」という言葉があるように日常の生活の中に神々を敬う心があり、お祭りを節目とする生活が、日本人の心情や国民性を育んできたとも言えます。
私たちは、挨拶の中で「おかげさまで」という表現をよく使います。自然の恵み、長い歳月をかけて培われた歴史や伝統の恩恵の中で生き、多くの人々の営みに支えられながら存在しているという実感を、こうしたごく短い言葉のなかで表現してきました。そして、恩恵に対する感謝の気持ち、豊かな生活への祈りをお祭りに込めてきたのです。
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